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2020-05-12

米粉のフォカッチャ大成功!(レシピ付き)

2020年はグルテンフリーパスタの探求をする、と宣言したわりに米粉パンばかり作っているAzzurraです。
バーミキュラの18cm鍋でだいぶ満足いくパンが焼けるようになってきたので、ついに米粉(ミズホチカラ)20kg袋をネットで買ってしまいました。
家族に「うどん屋さんみたい」と言われました。確かにね。でもそこは「パン屋さんみたい」と言って欲しいわね。

ということで、これでこれからじゃんじゃんパンとか焼くでーと宣言したところ、さっそく日曜日に「ピッツァが食べたい」とのリクエストが入りました。


はぁい、ご注文ありがとうございます!
でもできれば乳製品も使いたくないので、ならばフォカッチャを作ろうと思い立ち、積ん読本たちの中からこちらの一冊↓を引っ張り出してきました。


お?なんと偶然ですが、表紙がフォカッチャではないですか。これは期待が高まります。



"A tavola senza Glutine"(グルテンフリーの食卓)
Slow Food Editore 2014

前書きによれば、この本はイタリア各地のレストランシェフから集めたグルテンフリーレシピをまとめたものだそう。
実際にお店で出しているレシピとなれば、さらに期待が高まりますね…!

ということでこの本のレシピに決定。
慌てて昼前に作り始め、発酵含めて1時間半弱で完成しました。



お味のほどは…?

おお、美味しい!💖

ビギナーズラックかもしれませんが、ちょっとグルテンフリーとは思えないような、本格的なフォカッチャができて私は感動しました!
パクリと食べたとき、一瞬意識がイタリアへ飛びました。
あぁ、切り売りピッツァ屋さんのフォカッチャの味だぁ〜〜😭
家族からも好評で、よかった。
(ちなみに、完全に冷めたら「あ、そうだね君米粉だったね」って感じになりましたので注意)

ということで、分量や作り方など、私なりに調整した部分も結構あるので、その記録も兼ねてレシピを書いてみたいと思います。

※IHの魚焼きグリルを使った私オリジナルの焼き方です。

**************************
Focaccia
 仕上がりサイズ20×30cm(大人2、3人分)

材料
 <生地>
 ・米粉(ミズホチカラ) 300g
 ・コーンスターチ 75g
 ・片栗粉 75g
 ・ドライイースト 小さじ4(ちょっと多いかも!要研究…)
 ・ぬるま湯 300cc (ミズホチカラ以外の米粉だともう少し要るかも)
 ・塩 小さじ3弱 (かなりしょっぱい!塩分気になる人は小さじ2でもいいかな?)
 ・オリーブオイル 75g(すごい量で不安になる。50gくらいまで減らしても良さそう)
 
 <トッピング>
 ・玉ねぎ(新玉ねぎ使いました。超薄切りにするのがミソ)
 ・オリーブ
 ・ローズマリー

作り方
1、魚焼きグリルを適当に数分加熱して庫内を温める(発酵タイムに使うための余熱)
  その後天板を取り出して、クッキングシートをひいておく。
  (オーブンレンジの場合はまだ何もしない)

2、 米粉、コーンスターチ、片栗粉、ドライイーストをボールで混ぜ合わせる。

3、ぬるま湯に塩を溶かし、1に注ぐ。オリーブオイルも加えて、まぜる。

4、粘り気のない、なんとも不思議な食感の生地になるが心配しない。
  オイル分がよく混ざり込むまでこねよう。
  米の品種によって必要な水分量はだいぶ変わるので、持ち上げてみて、指の間からゆーっくりスライムのように落ちていくくらいの硬さを目指して調節する。

5、天板に生地をのせて、指でのばしひろげる。乾燥を防ぐために、表面に分量外のオリーブオイルをたっぷり塗る。(美味しくなるからドバドバかけて大丈夫)

6、天板をグリルに入れて、約30分発酵させる。
 オーブンレンジなら、ここで発酵機能を使うといいかな。

7、全然膨らんでないけど大丈夫だからグリルから取り出そう。オーブンの場合はここで200℃に余熱開始。

8、フォークであちこちチクチクしてからトッピングを散らして、グリルに入れ、“オーブン機能”の200℃に設定して20分焼く。(今回は様子を見て、仕上げに210℃で5分追加焼きしました。)

9、出来上がり!熱いうちに食べましょう!!熱いうちに!!


メモ:
・トッピングはなんでもオッケーですが、フォカッチャならばローズマリーはぜひたっぷりと。あと、このレシピ通りだと生地がかなりしょっぱいので、追い塩などは不要です。
・丸くのばせばピザ生地に!
・我が家のIHクッキングヒーターは日立の「火加減マイスター」。このIHの魚焼きグリルについているオーブン機能は上下から加熱されるタイプです。他のIHやオーブンレンジを使用される場合だと、焼き加減はまた変わってくると思います。私の感覚的にはなるべく高温で短時間で焼く方が良さそうですので、その方向で調節してみてください。
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いかがでしたか?
私もまだ1回目の挑戦なので、覚え書きが多くて読みにくかったらごめんなさい。
あともちろん、原書の中では「オリーブオイルドバドバ」とか「スライムみたいに」とかは書いてありません、そのへんはあくまで私個人の感覚です、ご了承ください(笑)

でもとにかく、米粉なので発酵は一回でOK、こねることに気合を入れなくていい、成形するのも難しくない、と良いことだらけで、小麦粉のフォカッチャよりもずいぶん作りやすいのでオススメです。よかったらぜひ作ってみてくださいね!

ということで、今日はレシピの紹介でした。
料理本というのは、国による材料の違いだとか、単純に好みの問題とかもあり当たり外れが激しいのですよね。(ネットで探して買うとなるとなおさら)
今までなかなかお気に入りの一冊にたどり着けないのが悲しかったのですが、この”A tavola senza gultine"は、最初のチャレンジでハートを持っていかれました。
この本を参考に、これからほかにも色々作ってみたいと思います!
また日本でも作れる美味しいレシピに出会ったら紹介しますね🤗

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