ページ

2020-03-01

ミモザが咲き始めました

今日は我が家のミモザをご紹介〜

3月になりました。
いろいろ大変ですが、春はやってきます!

イタリアでは3月8日の「女性の日」に、ミモザを贈る習慣があります。
最近日本でも広まってきていますよね。
以前読んだイタリア語の園芸エッセイに、「”実はミモザなんてそんなに好きじゃないけど、贈る側に失礼だから大きな声では言えない”って人、多いと思う」って書いてあって おえぇっ?て変な声を出してしまったことがあります。筆者曰く、あの蛍光イエローがなんとも言えず嫌なんだとか…私にはよくわからない感覚ですw「女性の日やからミモザ贈っとけばええやろ」みたいな男性が多くて花まで嫌いになっちゃった人は多そうですが。

ちなみにミモザの名誉のために付け加えておきますと、このエッセイの著者がいうミモザとは、女性の日になると市場に流通するマメ科ネムノキ亜科の「フサアカシア」のことであり、ネムノキ科アカシア属の「アカシア・サグリナ」というミモザの花は素晴らしい!だそうです。
ミモザっていろんな種類があるんだよなー。ややこしい。

さて、私はと言えば種類問わずミモザの花が大好きで、どうしても庭に植えたーい!と思っていたのですが
色々調べると、ミモザの地植えって案外やっかい…



・樹勢が激しく、ガンガンのびてあっという間に大木になる

とか…

・そのわりに「さくい」(折れたり割けたりしやすい)

とか…

えーっそうなの?!?!と思って、実家の裏庭にあるミモザ(多分ギンヨウアカシア)をいつもとは違う疑いの目(笑)で観察してみると、確かにその通り…

これでは、我が家の狭い庭に植えたが最後、ご近所迷惑となること必至。
軽い気持ちで手を出せない木であることが分りました。

それでも諦めきれないミモザへのこの気持ち(笑)
執念で調べまくったところ、
矮性であまり大きくならない(樹高2m〜4mくらい)、という品種を見つけたのです!!

スノーウィーリバーワトル、オーストラリア原産だそうです。
(学名は Acacia boormanii、ネムノキ科アカシア属)

よく見かけるミモザの花ってコンペイ糖みたいな丸いお花がぽこぽこわしゃーって満開になるイメージですが、
このスノーウィーリバーはもっとなんかこう繊細な感じで、ちいさな綿毛が枝に沿って広がっています。



葉っぱも針のように細くて、もしかしたらちょっとミモザには見えないかもしれないくらい。でも本当に素敵。
植えて丸一年経ちましたが、前情報通り樹勢は(普通のミモザと比べると)そこまで強くなく、「やったぜ!」と心の中でガッツポーズです(笑)


小さなお庭でも育てやすい!と責任を持って言い切れるほどの年月はまだ経ていませんが…
でもちょっと変わったミモザ「スノーウィーリバーワトル」、これは隠れたオススメ品種かもしれません!


0 件のコメント:

コメントを投稿

最新の投稿

『命をつないだ路面電車』

暑い時期になりました、若いみなさんは夏休みですね、いかがお過ごしでしょうか。 戦争について考えることの多い夏、じっくり読んでいただきたい本が出ました。 関口英子先生との共訳で、小学館さんから発売中です。 ======================= 📚 『命をつないだ路面電車...